相続ブログ

贈与か相続か

どちらを選択すべき

贈与税は高いけど相続まで待つより今すぐ贈与を選択したいとお考えになられる方は多いと思います。相続時精算課税制度を使うべきか否かに換言することができるかもしれません。お悩みの方に多いのが特定の不動産の名義を生前に変更しておきたいというご要望です。その不動産が親との共有になっている場合もありますし、土地は親名義で建物だけご自身の名義となっているという場合もあります。そもそもこの悩みの原因は相続時に思っている通りに遺産分割ができないことになるかもしれない可能性があり、それに備えたいとお考えの方がほとんどでしょう。相続税がかからなさそうであれば、登録免許税が相続に比べて高額なのと不動産取得税が課されるということが許容できれば贈与を検討すべきです。

遺言という選択肢

個人的には遺言を選択肢としてお勧めしたいのですが、あくまで作成するのは不動産であれば所有者である親になります。心理的なハードルとして親に遺言の作成をお願いし難いと感じる方も多いです。遺言はいつでも書き換えることができるというデメリットはありますが、総合的に考えると使い勝手が良いのではないでしょうか。とはいえすぐに結果が出るほうがいいか、待てるかということで判断される方が多いように思います。

手続きにかかる時間

贈与は資料さえ集まればご相談から最短1週間程度で完了します。遺言は自筆であれば同程度ですが、公正証書となると公証役場の都合次第で、おおよそ2週間から1か月が目安です。手続き自体はすぐに終わりますので、どうすべきかしっかりお考えいただいてご判断ください。お考えいただくにあたって必要な情報等はご家族の状況にもよっても異なります。お困りごとや気になっていることがございましたら、些細なことでもお気軽にお問い合わせください。

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司法書士・行政書士 森田直宏

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